世界のパスポート写真事情  ちょっと雑談です

 

パスポートサイズでお願いします

 

よく証明写真の注文で使われる言葉です。みなさんはこの一言で注文完了と思われるでしょうが、昨今はそういうわけにはいかなくなりました。2006年の4月よりパスポート写真の規格が変更になったからです。外寸は今までと変わりませんが顔の寸法が写真一杯になっています。外務省の指示ではボリュームのあるヘアスタイルの場合は頭のてっぺんを推定して顔のサイズとしなさいということになっています。つまり髪の毛が画面からあふれてしまうこともあるわけです。パスポートはそれでいいのですが、今まで外寸だけを見てパスポートサイズでと指定されていましたが、それではうまくない場合も出てきています。一年経ったので周知されてきましたが まだまだ旧パスポートサイズでという意味合いもあるようです。

 

こんなに変なサイズになったのは 日本だけなの?

いやいや、世界のパスポート写真の規格はさまざまです。

 

証明写真サイズ

 

まずaとbは外寸です。カットするサイズ。通常は証明写真のサイズといえばこれを指します。

 

次にcこれは顔の大きさ、%で指示される場合もあります。

 

dも顔の大きさですが、はっきりと髪の毛引いた分をトップとして指定する場合があります。代表的なのはフランスとドイツ、オーストラリアなどです。日本はまだこのへんがあいまいです。

そしてなんとオランダは恐怖です。頭頂部は髪の生え際となっています。髪の毛のない人と生え際が猫の額の人ではたとえ骨格が同じ大きさでも10センチも顔の大きさに差が出ることになります。

 

eは頭上のスペースです。日本では指示されますが海外は割合に少ないです。

 

f、これは問題です。顔の幅を指定しています。なんと顔の縦横の大きさを指定している国があります。オランダ、中国、スイス、ギリシャです。人間の顔の個性は無視されます。 世界の写真屋泣かせの四天王と呼ばれる所以です。

 

gは目の高さの指定です。アメリカのビザなと゛は種類によっていろいろな書き方がされていますが、本当はひとつだけです。その中に目の高さの指示があります。ポーランドのパスポートにもこの目の高さの規定があります。

 

そしてさらに深淵を覗くような恐怖がhです。 未確認ですが目の間隔を指定してくる国があるらしい・・・・

 

背景にしても世界では白が標準です。日本でよく使われる青はインドネシアの赤と同じように異色です。白以外のライトカラーを指定している国もありますし オランダは明るいグレーでかなり細かい指定です。

服の色や明るさを指定している国もあります。両耳を見せなくてはならない国もあります。

 

カナダはおでこなどが汗で光っていると拒否されます。本国での審査でrejectされますから、とても時間がかかってしまいます。

 

証明写真といっても、就職用の見栄えを重視したものから、こういった規格で縛られたものなど それぞれ求められるものが異なります。一人のお客様を前にして切るシャッターは、全て いろいろな目的をもっているのです。

 

 

この項続く

 

目の間隔を指定している国が判明しました。オーストリア(オーストラリアではありません)

1センチ未満とのこと・・・・ 凄すぎる・・・ 通常のやり方では作れないだろうな。幸い日本での発給はないみたいなので安心しています。

 

ブルガリアの新しいパスポート規格では 背景20%グレー (+/-5%)だと・・・・・・・・

グラビア印刷の入稿のようです。

こういう数値を作るのは勝手だけど 20%のグレーを撮影してそのまま印画紙で出力できる環境がいったいどれだけあるのだろうか? ブルガリアの写真屋凄すぎ。

 

白人は、白の服を着てはいけない。色のついた背景。黒人は、色の付いた服で、白の背景。白髪の人は、ブルーかグレーの背景で。ジャマイカ・パスポートのの新しい仕様だそうです。

 

フィリピンのパスポートが米国では背景ブルーの指定がでているようです。しかもロイヤルブルーという色味の指定まであるらしい。日本はまだ背景白でいいみたいですが・・・・ 

 

フィルムからのプリントではは限りなく無理だし、デジタル処理で最終的にフォトショップで加工調整するしかないだろう。

こういう規格を決めて 運用する国民性が凄いというか、何というか・・・・・ため息

 

 

 

 

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